2008年11月11日

裁判員制度の企業の実務対応について

裁判員制度についての企業の実務対応のQ&Aを掲載しておきます。


Q.裁判員制度のために休暇を認めなければならないか?


A.裁判員の仕事は、労基法第7条の公民権の行使にあたり、請求を拒めません。ただし、有給の休暇とす ることまでは義務付けられていません。なお、裁判員の仕事には、日当の支給があります。


Q.従業員が有給休暇を取得して裁判に参加すると給与と日当を二重に受け取ることになり問題ではないか?

A.問題ありません。
  日当は、裁判員(候補含む)の職務に対する報酬ではなく、 職務を行うにあたって生じる損害(裁判所に行くための諸雑費)の一部が補填されるものです。


Q.従業員が裁判員(候補者含む)として裁判所に向かう途中に事故にあった場合の補償はどうなるのか?

A.国家公務員災害補償法に基づき補償されます。
  裁判員は、非常勤の裁判所職員になり、常勤の裁判所職員と同様に国家公務員災害補償法の適用を受けます。

Q.従業員が候補者に選ばれた場合に、会社は裁判所から本人に送られて来た書類を見てもよいか?

A.問題ありません。
  ただし、選ばれたことをインタネット等に公表することは禁じられています。上司や同僚に話すことは禁じられていません。


 

Q.具体的な休暇の定め方は?

A.就業規則に裁判員休暇を新設するか、既存の規定を見直すのが相当。
  全ての企業において、自社の従業員が選任される可能性があり、何らかの規定化が必要と考えます。休暇が有給なのか無給なのか、明確にしておくために最低限、規定の改定は必要でしょう。


 

Q.仕事を理由に裁判員になることを辞退できるか?

A.原則としてできません。
  ただし、「仕事上の重要な用務があって自らが処理しなければ著しい損害が生じるおそれがある」場合は、辞退することができます。


 

Q.従業員が裁判員(候補含む)になったこと、職務を行ったことの証明書は発行してもらえるか?

A.申出により発行される予定です。
  現在のところ、候補者については、出頭証明欄に証明スタンプを、裁判員については、別途証明書を発行される予定です。

posted by aiai-mc at 18:43| その他 Q&A

2008年11月03日

年次有給休暇の半日単位での付与について

労働基準法第39条で「使用者は、その雇入れ日から起算して6カ月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続してまた分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない」と規定されています。
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posted by aiai-mc at 20:46| 有給休暇 Q&A

就業規則の賠償予定の規定を定めることはできるか?

Q.営業社員が、業務上運転中、車を駐車しようとした際に、電柱にぶつかりミラーを破損させてしました。現在、会社の就業規則に発生した損害賠償額の25%を請求すると規定していますが、問題ないでしょうか?


A.予め損害賠償額の金額や一定率を規定しておくことは禁止されていますが、実際に被った被害に応じた実損額を請求することは問題ありません。
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posted by aiai-mc at 18:05| その他 Q&A

入社時に誓約書を提出させるべきか?

Q.当社はこれまで入社時に従業員に対し誓約書の提出を求めていませんでしたが、誓約書は提出してもらった方がよいでしょうか?


A.入社時に誓約書により就業規則に対する包括的な同意を得て、就業規則の定める各種労働条件を労働契約の内容とします。必ず提出してもらうべきです。

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posted by aiai-mc at 17:55| 採用・入社 Q&A

退職時の年休の取扱いについて

Q.1カ月後に退職予定の従業員から、残っている年次有給休暇を全部消化したいので、明日から休みたいと申し出がありました。残務や業務の引き継ぎもあるため、年休をとらせずに出勤を命ずることはできますか?

A.この場合、原則として会社は従業員が請求するだけの日数を与えなければなりません。会社としては本人との話し合いの中で、最終出勤日を遅らせてもらうよう説得する方がよいでしょう。

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posted by aiai-mc at 17:49| 有給休暇 Q&A

接待飲食・ゴルフは労働時間になるか?

Q.当社では営業の社員に対して夜の飲食を伴う接待や、休日のゴルフ接待などを指示していますが、これは労働時間に該当するでしょうか?

A.一般には、使用者の特命がない限り、労働時間とはならないものと考えられます。


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posted by aiai-mc at 17:46| 労働時間 Q&A

出張への移動時間は労働時間か?

Q.遠隔地に出張するときは、出張業務終了後、自宅までの移動に要する時間についても、時間外勤務として時間外勤務手当を支給すべきでしょうか。

A.特別な指示がない限り、通勤時間と同様の取扱いになり労働時間には該当しないという説が有力です。

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posted by aiai-mc at 17:40| 労働時間 Q&A

時間外におこなう研修時間は労働時間になるか?

Q.休日や時間外など業務外に行う研修や教育の時間は労働時間になりますか?

A.自由参加であり、それに参加しないことについて何らの不利益もなければ労働時間となりません。


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posted by aiai-mc at 17:34| 労働時間 Q&A

試用期間の延長はできますか?

Q.当社は、入社後3ヶ月間の試用期間を設けていますが、その間にAさんはプライベートで怪我をし、2ヶ月間休んでしまいました。会社はAさんの適性や能力判断ができなかったため、試用期間を延長することは可能ですか?

A.このケースの場合は、試用期間の延長をすることが可能でしょう。試用期間中は本人の適性や能力を判断する期間です。その期間中に本人の都合で休んだため、その見極めができなかったため、試用期間中の延長は認められるでしょう。

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posted by aiai-mc at 17:31| 試用期間 Q&A

年次有給休暇は買上げできるか?

Q.従業員から、業務多忙で年次有給休暇を使用することができないので、買上げて欲しいと要望があったのですが、年休を買い上げることは可能でしょうか?

A.原則として年休の買い上げは禁止されていますが、例外として買い上げが違法でない場合もあります。

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posted by aiai-mc at 17:26| 有給休暇 Q&A

退職時の年休買上げのメリット

Q.退職時には年休の買い上げが可能であると聞きましたが、買い上げをすることでどのような メリットがあるのでしょうか?

A.退職時の年休の買い上げには以下のメリットがあります。

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posted by aiai-mc at 17:08| 退職・解雇 Q&A

退職の撤回は可能か?

Q.従業員より退職届の提出があったためが人事部長が受理をし、代替要員の採用の募集をしていたところ、本人より退職の撤回の申出がありました。この場合、会社は対応しなければならないのでしょうか?

A.この場合は本人の退職の意思があり、退職届を提出し、人事部長が受理をしています。また、代替要員の確報をも行っており、会社は退職の撤回を認める必要はないでしょう。
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posted by aiai-mc at 16:01| 退職・解雇 Q&A

制服に着替える時間も労働時間?

Q.就業前や終業後に制服に着替える時間も労働時間になりますか?

A.あらかじめ義務づけられている制服の更衣時間は労働時間になります。
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posted by aiai-mc at 15:57| 労働時間 Q&A

手待ち時間は休憩時間とできるか?

Q.当社は倉庫業ですが、荷受待ちの手待時間を休憩時間とすることが可能でしょうか? 基本的に荷物の搬入・搬出は一定の時間に集中していますが、それ以外に頻度は少ないですがトラックが到着する場合があり、その場合は作業に戻らなければなりません。

A.手待時間と休憩時間を兼ねることはできません。

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posted by aiai-mc at 15:55| 労働時間 Q&A

資格取得費用の返還について

Q.業務に関連する資格取得に対し、会社はその費用を全額負担したが、資格取得後まもなくその従業員は退職することになりました。その費用を返還してもらうことは可能ですか?

A.このケースの場合、資格取得の費用を返還してもらうことは難しいでしょう。

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posted by aiai-mc at 15:48| その他 Q&A